ロレックスの3大革命の筆頭である防水性と防塵性を備えたオイスターケースは1926年に誕生。オイスターとネーミングされたモデルが1930年から1940年にかけて数多く登場した。中には「エベレスト」や「ロイヤル」、「スピードキング」などペットネーム(愛称)冠したモデルもあった。現存最古のペットネームモデルが、1946年に誕生した「エアキング」だ。ノンデイト、ノンクロノメーターの廉価版的存在で、長きにわたってロレックスの入門機の役割を担っていた。2007年にはクロノメーターに昇格。2014年に文字盤から「Air-king」のロゴが消えたが、2016年になると、ケース径を34mmから40mmにアップし、プロフェッショナルのパイロットウォッチとしてリブランディング。メルセデスハンドや、カンパニーカラーのグリーンでコーディネートされたロゴや秒針など、まったく新しいモデルとして生まれ変わった。
エアキングが着実に歴史を重ねる一方で、「オイスタープレシジョン」や「オーキッド」など、同時代に発表されながらその名が歴史から消え去ったコレクションも多い。そんなアナザーロレックスをアンティークで探すことも腕時計愛好家の楽しみとなっている。
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