1943年、モロッコの太守、エル・ジャウイ公が水泳の時でも着けられる防水時計をとカルティエに依頼し、太守の意味である”パシャ”が名付けられた。ラウンド型のケースにミニチェーンで繋がれたねじ込み式のリューズガード、剣型針にアラビア数字という個性的でいてエレガンスを追求した防水ウォッチである。市販向けとしては1985年にバーゼルフェアで発表。現行のモデルとほぼ遜色ないほど完成度が高く、ドレッシーでありながら100mの防水性能をもち、かなりの話題になったという。
10周年目にはステンレスモデルの”パシャC”を発表。GMTやクロノグラフ等のバリエーションも増やし、2001年にはプラチナをあしらった”パシャNo950”も発表。ジュエラーらしい威厳を発揮する。現在では小振りな32mmや、よりフェミニンになった27mmの”ミスパシャ”等、女性心をくすぐり続ける。
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