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オリス (ORIS)

オリス (ORIS) の歴史と特徴

ダイビング、カルチャー、アビエーション、モータースポーツの4軸をテーマに、独創的な機械式時計を精力的に発表するオリスは、1904年、創業者であるポール・カッティンとジョージ・クリスチャンが、スイス・ヘルシュタインで時計専門工場として創設。社名は、工場の近くを流れるオリス川に由来する。創業数年でスイスを代表する大企業へ躍進すると、1925年、ポケットウォッチにブレスレットを装着し、初の腕時計開発をきっかけに本格的な腕時計製造へ乗り出した。1938年にはオリスが誇る、ビッククラウンとポインターカレンダー機能を搭載した初のパイロット用時計を発表。その後もパワーリザーブ表示機能が付いた初の自動巻き腕時計や、タイマースケール付き逆回転ベゼル搭載の100mダイバーズウォッチなど、次々に画期的なタイムピースを開発。1971年には同社初のモータースポーツコレクション「クロノリス」を世へ送り出した。1980年代に入ると、スイスメイドの機械式ムーブメントの継承にも力を注ぎ、文字盤に4つの独立したカウンターを搭載する「ハイメカ」、ボタン操作で1時間刻みの時間調整を行うワールドタイマーなど、先進的なメカニカルウォッチで、存在感をアピールした。

2000年以降も、進化の手を緩めることなく、バーティカルクラウン操作で3つの時間帯を同時に表示する「BC.4フライトタイマー」や、水深計測を可能にした「アクイス」、月周期と潮差の両方を表示する「プロダイバーポインタームーン」など、複雑な機能をメカニカルで実現させた名品を輩出し続けている。

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